ハーレー鉄板手法

ハーレーをゼロスタイルにカスタム

太いタイヤ

低い重心に大きなタイヤ、目を惹きつけられるエンジンがハーレーのゼロスタイルです。是非カスタマイズをして、かつてのハーレーが持っていたシンプルかつ洗練されたフォルムを手に入れたいものです。しかしハーレーをゼロスタイルにカスタムするのは難しく、カスタマイズ業者に頼む必要があります。ハーレーをゼロスタイルにカスタムする業者の中でも、有名なのが株式会社プロトです。オートバイや四輪車、自動車関係部品を製造開発や輸入、オートバイや四輪車の販売まで手掛ける愛知県刈谷市の会社です。アメリカにも拠点があり、本場のハーレーで使われている部品を調達しています。

そもそもハーレーのカスタムにゼロスタイルと呼ばれるジャンルを作ったのは、木村信也という日本人ビルダーです。1992年に株式会社プロトの事業部でスタートするとすぐに人気が出て、国内のみならず海外にも広まります。ハーレーの母国アメリカでは、カスタムショーのアワードを複数受けるほどの沸騰ぶりとなりました。ゼロスタイルが持つシンプルなフォルムが、ハイテクな性能をいくつも備えたカスタマイズより魅力的に映ったのです。ハーレーの原点が持っていた魅力は、2020年の我々も惹きつけられ色褪せていません。

ハーレーのゼロスタイルは1920年代のモデルを元に製造されています。1920年代はまだ道路の舗装もそれほどされておらず、衝撃を和らげる性能も最低限でした。2020年の道路環境に1920年代のモデルを忠実に再現すると、走り心地が悪く感じられます。そこでゼロスタイルにおいては、2020年の道路環境で乗り心地が快適に感じられるように改良されているのです。デザインはクラシカルな時代の趣を残しつつ、走り心地の良さを追求している点もハーレーのゼロスタイルが持つ魅力なのです。